私たちの結婚式の話。

件のウイルスのおかげで今週末から行くはずだった新婚旅行もなくなり、なんだか浮かない気分の今日この頃なので、この半年で最も楽しかった一日について振り返ってみる。
備忘録も兼ねた完全なる自己満足記事。

昨年10月6日の仏滅に執り行った、結婚式と披露宴。



まずは、この日取り。
「これまでの人生で、今日は大安だ!と嬉しくなったり、仏滅だ…と落ち込んだりした日が一日でも存在する?」という私の素朴な疑問により、ゲストにとって過ごしやすい季節に開くことを最優先とした。
こういうことに拘りそうな私の母があっさりと、良いんじゃない?と言ってくれたことには少し驚いた。

二人で考えた言葉で大好きな列席者の皆さまへ誓う、ということを素敵だと思い、式は人前式を選択。
ちなみに、結婚誓約書には夫と一緒にシカゴ美術館で観たモネの睡蓮を使わせていただきました。



そして、ドレス。
和装と迷う気持ちもあったけれど、学生時代の茶道の経験から和装は少し身近に感じられるので、逆に本当に特別感を得られるようドレスにすることに。
ウエディングドレスはCaroline Castiglianoさん。裾のシルクの美しさに一目惚れでした。
この本当に本当に素敵なドレスに失礼のないように、と人生で一番美容に気を配る数ヶ月を過ごしたのも良い思い出。


カラードレスはALESSAさんの赤。一度着た瞬間にスタイルを綺麗に見せてくれるデザインが気に入り、こちらもあまり迷わなかった記憶。



 式場のホテルもチャペルも百合の花をベースに装飾されており、打ち合わせに訪れる度に百合の香りで幸せな気分になれたので、ブーケも百合をベースに作っていただいた。
大好きな工藤遥ちゃんのモーニング娘。時代のメンバーカラー、オレンジを混ぜていただくことで、カラードレスの赤にも合うように仕上げていただきました。
我が儘を言って、私の好きな花である秋桜も入れていただいた素敵なブーケがこちら。



ウェルカムボードは列席者の皆さま全員との写真をコラージュし、自分の写った写真を探してみてください、というお題。
受付前の皆さんの様子を後から写真や映像で見ると、ちゃんと楽しんでいただけていたようで安心した。

披露宴は、新郎新婦が対等に歩んでいくのだということを伝えたい気持ちがあり、ウェルカムスピーチも新郎新婦それぞれから。

ファーストバイト(食べるものに困らせません、美味しい料理を作ります、という本来の意味合いが好きではなく…)もやらずに、ケーキカット後にはサプライズで母たち二人よりラストバイトをお願いしました。

中座後には、私の力作のプロフィールムービー。

お色直しは、新郎が主役になる時間を作ろうと新郎の仕事に因んだ演出をし(盛り上がって良かった…)。

お楽しみ企画として、皆さまのウエディングケーキへラッキードラジェを仕掛け、本当に伝えたい人へ感謝を伝えることができた。

最後に、新婦と新郎それぞれからから両親への手紙。
自分の手紙では泣かずに済んだのに、思い遣り溢れる新郎の手紙には私も涙してしまった。


これまでの人生でお世話になった大好きな方々が自分たちのために集まってくれる、という贅沢な一日。

自分たちの晴れ姿を綺麗に、というのも一生に一度の記念にはもちろん大切で、私もちゃんと筋トレや有酸素運動に励み、素敵なドレスを選ばせていただき、素敵なブーケを作っていただいたけれど。
最優先したかったのは、お世話になった皆さんへ感謝の気持ちを伝えるということで、その意志は夫とも一致していて、本当に満足のいく素敵な一日となりました。

もう半年近く経ってしまったけれど、どの瞬間を思い出しても「楽しかった」の一言に尽きる。

担当のプランナーさんをはじめ、たくさんの方々のご協力のもと「きっとこの先の人生、いつ思い返しても笑顔になれる」、そんな一日にできました。



今回のこのウイルスの流行で招待いただいていた友人の結婚式が延期になり、同じような状況の方も多くいらっしゃるはずだけれど、そんな皆さんにも悔いのない良い式を迎えていただけるよう心から願っている。

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